保証人になっていませんか

保証人は危険がいっぱい!

 義理ある人や親戚などから頼まれる保証人。企業の経営者の多くは取引先などと保証人のなり合いをしています。保証人を引き受けることのリスクは多くの人が知っているはずですが、トラブルが起きます。
「絶対に迷惑を掛けない」、「形式的なもの」などの言葉を信じて引き受けたのに、予想外の被害にあってしまうということがあります。
保証人になったがために、財産を処分したり、自らも借金をしたり、あるいは保証人自身が自己破産してしまう場合などもあり得ます。

 保証人の責任の基本は、債務者本人が支払を怠ったとき、その債務者に代わって、全責任を負うというものです。
債務者が、債務の履行ができないときを予想して、予め債務者に代わって、しっかりと債務を負担し、履行してくれるようにするための存在が、まさに、保証人です。

 このように、保証人とは、債務者に代わって、いざというときの全責任を負うものであるということをしっかり知っておいてください。
この場面では保証人は実際のお金の借主だと言うことです。

 今日までこつこつと築いてきた財産が全て印鑑一つのためになくなってしまいます。保証人を変えてもらいましょう。
手続きも大変、立場や感情の問題も避けられません。当事者同士の話し合いは困難を極めますが、今できる最善の選択をしましょう。どうしても止められなければ、保証人への請求があったときでも財産を守る方法を考えましょう。請求があってからでは手遅れです。