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子供(学資)保険の問題点

子供の保険について考えて見ましょう。
子供に保険(保障)が必要なのでしょうか。皆様加入している子供の保険の多くは、郵便局の「学資保険」です。この保険の機能を考えて見ましょう。(例:契約者は父親・被保険者は子供・受取人は父親・保険期間は一番加入者が多いと思われる18歳満期の場合)

1.子供がなくなった場合には

死亡保険金が支払われます。保険本来の死亡保障としての機能です。保険は死亡という原因で一家の生活が経済的に破綻するリスクをカバーしようというものです。この理由では子供が保険に加入する必要は特別な理由を除いてないでしょう

2.元気で18歳を迎えたら

満期の18歳までが保険期間です。その後の保障はありません。父親として扶養している期間だけは保険をつけておきたいと言うことなのでしょうが、その期間中に病気や怪我をすると満期以後に保険に加入できない可能性が残ります。保険に加入するには健康状態を問われるからです。そうすると18歳満了の保険では役に立たないということになりませんか。子供の一生涯を通じでリスクをカバーする満期の無い保険が必要となります。終身保険をお勧めする理由です。

3.父親が死亡した場合

それ以降の保険料が払込免除となります。満期時には満期金を受け取ることができます。育英年金特約をつけた保険では父親の死亡時より保険金額の12%を(年間)育英年金として満期時まで併せて受け取れます。

4.貯蓄機能として

多くの場合学資保険は期間を通じて支払う保険料総額より「満期金」が少ないのです。銀行の異常に安い金利でも元金を下回ることはありません。貯蓄性があるという理由での加入は無駄です。(一部の生命会社の学資保険を除く)

まとめ・・・

子供の将来の生活で、何を準備しておいたら良いのかを考えると、今も将来も子供にとって必要になる保障、「入院の保障」と最低限の「死亡保障」の準備でしょう。保険が必要なくなった時を想定すればできる限り貯蓄性の高い商品が良いでしょう。決め手は、お子様が将来病気やケガで保険に加入できないような体の状態になった場合でも保険金の増額ができる(買増権特約)よう準備しておくと良いのではないでしょうか。